春の嵐 

春の嵐が吹いた日、私は、茨城県の街角で街宣活動をしていました。
風に乗って、私の声が飛んでいきました。

「医療・介護・年金・子育て支援を選挙で変えよう」

供給システムに求められたはずの市場原理のツケは、人々が払うことになりました。国の負担が後退し、自己負担と保険料が
引き上げられたからです。
年金制度、医療と介護の現場が
「崩壊」しているのは事実です。子育て支援にお金が回っていないのも明らかです。

欧州の主たる国は、社会保障、農業、そして対テロ戦争で、自国の方針を貫きました。アメリカ流は合わないと判断したからです。
他方、日本は、アメリカ流を採り 入れ、また、借金を作りすぎた後で
財政問題を優先してきました。
今、日本は、アメリカによく似た、経済社会階層の二極化した国に
なりつつあります。
アメリ カのような「自由」のイデオロギーを
完全消化していない日本社会にアメリカ流はとてつもなく苦しいものと思われますが。

春の嵐は、本年、国の変革の嵐に
姿を変えていきます。


                           2008年 3月  大泉博子




2008年、日本のパラダイム転換のとき
明けましておめでとうございます。
2008年は、日本の歴史に残る重要な年になると予測しています。
社会保障や食糧生産に関する制度疲労、モラルや社会的規範の崩壊が多くの人々に感じられるようになり、同時に、日本の国際社会での地位が低下し続けています。
高度経済成長期に仕組まれた制度を、「改革」の名の下、市場原理を駆使してアメリカ流に作り替えるのは、日本にとって無理であり、不幸でありましょう。
新たなパラダイムは欧州に学ぶことが出来ます。フランスの少子社会対策、スウェーデンの高齢社会対策、英国やスウェーデンの年金改革、欧州のデカプリングと呼ばれる農業保護政策、そして、何よりもEUという国民国家を超えたパワーの構築。
次世代が希望を語れる制度と社会を残すことが、老境に入る数歩手前に位置する我々壮年の役割と信じます。
  
                           2008年 1月  大泉博子



<千の風に乗って>
今年は、「千の風に乗って」の、のびやかで美しい歌曲が人々の心をとらえました。
いま、千の風が吹いています。人々の声を乗せています。

  医師が足りない。
  病院代が払えない。
  介護施設の経営が苦しい。
  認知症のお年寄りを面倒みてもらえない。
  子育てを物心両面で助けてほしい。
  年金がどうなるか心配。
  農業生産者の所得補償が必要。
  地方で働く場がない。
  ・・・

人々の声は、「格差」を感じる声です。
防衛省汚職やサブプライムローンが原因の経済不安の中で、「格差」は、日々の生活の問題として、ますます意識されています。

1990年代の不況以来、日本の消費意欲は立ち直っていません。
「格差」で下方に落ちた人が多いからです。
疲弊した制度を人心一新して変えていく必要があります。

                           2007年12月  大泉博子



アジア経済危機を学ぼうと、オーストラリア国立大学研究大学院で国際学修士を終えてから2年余になります。
この間、社会福祉法人の老人ホーム作りや学校法人の海外事業に携わり、これまでの経験を活かし、実践の面で従事してきました。

ビジネスを経験し、改めて国際情勢を勉強し、また、選挙で地方の疲弊を目の当たりにしてきたことによって、私は、官僚であるときと考えがすっかり変わって きました。
グローバリゼーションの中で、日本が抵抗できない部分もあったとは言え、人為的にも不平等が行われ、競争以前の問題として、国の足元が危ういと 恐れています。

社会サービスに於いては、等しからざるを嫌う国民性を大切にし、医療、福祉、教育の3分野での機会平等を徹底することをテーマとしていきます。
財源問題 は、1992年のスウェーデンのエーデル改革などに学び、同じ年齢層での公平を保ちつつ、若い人の負担を大きくしない工夫をしなければならないでしょう。
その上で、実物経済の中心がアジアに移っていることから、日本がアジア経済ブロックで貢献できる、ひいては日本経済を安定的なものにする役割を担えるよう にすべきと思います。

                           2007年11月  大泉博子      

 



 

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